雑談が苦手な人がやってしまう3つの考え方のクセと対策

こんにちは。鈴木です。

雑談が苦手だと人と仲良くなりにくい、職場など人の集まりでの飲み会・ランチが苦手など、対人場面で支障をきたします。

1人でいることが好きな人はそのままでよいかもしれませんが、本当はもう少し人と話せるようになりたいと思う人にとっては切実な問題です。

会話の技術を磨くことは大事ですが、それだけではうまくいかないことが多いです。

雑談が苦手な人は、会話がもっと苦手になってしまう「考え方のクセ」があり、それが会話がうまくいかない要因になっているからです。

今回は雑談が苦手な人がやってしまいがちな考え方のクセへの対策について書いていきます。

実践することで、雑談がそれほど怖くなくなり、人と楽に話せるようになってきます。

 

雑談が苦手な人に共通しているのは、スキルの問題よりも「人から否定的に思われる」という考え方のクセです。

それによって、雑談を苦痛にさせているのです。

よくある3つのクセを挙げていきます。

 

 1.「自分の話をしたらつまらない」と思われる

 

自分の趣味や好きなことを話したら「つまらないと思われるのでは」と考えて、自分の話をしないようにしていませんか?

または、好きなことを聞かれた時に「アニメが好きだ」とホントのこと言ったら「ひかれる」など否定的に思ってしまい、「音楽を聴くこと」など当たり障りない会話をしてしまうとか。

自分のことを話すことは、人と仲良くなる一歩となります。

ところが、自分の話をせず表面的なところばかり話していると、相手は「自分のことあまり信用していないのかな」と思うようになります。

「否定的に思われないようにしよう」という目的でやっていたことが、逆に否定的に思われる要因になるのです。

 

 2.「面白い話をしないとダメ」と思っている

 

周囲の話を聞いていると、ものすごく盛り上がっている。あれくらいドッカンドッカン笑えるような会話をしなくてはならないと思っていないでしょうか?

そういう人は「休みの時何をしているのですか?」など、普通の会話をしてもダメと考えてしまいがちです。

本来雑談の9割はどーでもよい、つまらないことなのですが、そうとは思えないんですよね。

会話のハードルが上がってしまい「自分には面白い話ができないから、相手はつまらないと思っている」と考え、会話しないか、そういう場面を避けてしまうようになります。

 

 3.「無言の瞬間があってはいけない」と考える

 

どうしても会話が途切れ、無言になることはあります。むしろそれが普通なんです。

ところが、それを怖がり「常に会話を続けないと否定的に思われる」と考えていませんか?

そうすると「次は何を話そう」とばかり考えてしまいます。

何を話すかを考えているということは、今の会話に集中できていないということになり会話を楽しめませんし、ぎこちない感じになっていきます。

雑談をしていると疲れてくるでしょう。

 

 

 考え方のクセへの対策

 

考え方のクセは変えていけます。

しかし、考え方のクセを変えようとして「自分の話をしても大丈夫だ!自信をもとう」と「考え」で何とかしようとしてもほとんどうまくいきません。

いくらプラスの方向に考えても、嫌われる可能性はゼロにはならないため、不安は変わらないのです。

こういう時は、考えるよりも実際に否定的に思われるかどうか「体験」してみることで、考え方が変わってきます。

以下の手順でやってみてください。

 

 ①これまでと逆のことをやってみる

 

自分がこれまでやっていたこととは逆のことをやってみる実験をしてみましょう。

例えば「自分の話をしたらつまらないと思われる」と思っている人であれば、「あえて自分の話をする」。

「面白くない話をしなくてはいけない」と思っているなら、あえて「休みの日何しているの?」など普通の話をしてみる。

無言が怖い人なら、あえて無言でいる時間を作ってみる。

 

こんな感じで自分ができそうなところから挑戦してみましょう。

 

 

②実験したらどうなりそうかを予想する

 

実験をしたらどうなるか予想して、予想通りになる確率を考えてみましょう。

「自分の話をしたら、会話が止まるか、否定的なことを言われる。80%」とか。

この時の予想として「見えること」「聞こえること」に限定しましょう。

「つまらないと思われる」は見えないし聞こえませんよね。

つまらないと思われている証拠を「見えている」「聞こえている」もので考えてみるとよいです。

 

 

 ③結果を検証する

 

実際にやってみて結果が予想通りだったかを検証しましょう。

「自分の話をしたら、普通に会話が進んだ」など

ここでも相手の心の中がどうかではなく、「見えているもの」「聞こえているもの」に限定していくと良いです。

 

 

④ 実験から言えることは何か?を考える

 

結果から言えること、疑問点や再度検証が必要なことを考えてみます。

「自分の話をしても普通に会話が進んだが、今回は○○さんだったからかもしれない。他の人でもやってみよう」

など。

 

 繰り返し実験する

 

このステップを何回か繰り返しやっていきましょう。

一回やってお終い!では、なかなか自分のクセからは抜け出せません。

何度も繰り返していくうちに自分の考えていたことが実際には違う、または恐れていたことが起こったとしても、それほど重大なことにはならないということを、頭ではなく実感として思えるようになります。

 

 

 まとめ

 

雑談が苦手な人は、考え方のクセにより雑談へのハードルを勝手に自分で挙げている人が多いです。

会話はもっと気軽にしても大丈夫なことであると考え直していきましょう。

「考えを変よう」と頭で考えるのではなく、実際に自分が不安でやっていなかったことをやってみることで考えが変わってきます。

自分ではなかなかうまくいかないって時はカウンセリングでご相談ください。

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