超基本知識!病気不安症の特徴と克服のための3つのコツ

こんにちは。鈴木です。

 

こんな症状で悩んでいませんか?

・病気についてネットで一日中調べてしまう

・病気にかかっていないか、何度も病院で検査をする

・病気になっていないか体を何度もチェックする

 

ちょっとしたことをきっかけに「何か大変な病気にかかっているかも」と不安なことは誰にでもあることです。

しかし、それが過度になると生活に支障をきたすようになります。

 

病気について何度調べても不安が消えず、病院に行って「異状なし」と言われても不安で仕方なくなっていませんか?

 

もしかしたらそれは「病気不安症」かもしれません。

 

今回は病気不安症の特徴と克服するための3つのコツについて説明していきます。

 

 

 

病気不安症はこんな特徴があります。

 

 特徴① すぐに病気になっている、またはかかりつつあると考える

 

例えば皮膚にシミがあったとしたら「皮膚がんになったのでは」と不安になります。

目まいや耳なりがしたら「脳梗塞かも」とか。

普通の人でも不安になることはありますが、その囚われの程度が過度になっているのです。

ネットやテレビで健康番組をみると「自分もその病気では」とどんどん不安が増してきます。

体の症状がないこともありますし、あっても軽いことがほとんどですが、気になって仕方ないという特徴があります。

 

 特徴② 健康状態を調べて、チェックしようとする

 

不安になるとネットや本で調べだします。

だいたい病気にあてはまるところのみを見て「やっぱりガンかも」と不安になります。

人は「自分が気にしている情報を探す」という特徴があるから。

一日の大半を病気について調べている人もいます。

 

また普段から自分に症状が出ていないかをチェック。

気になる体の部分を何度も見るなど、いつも体のことが気にします。

 

情報を調べたり体をチェックすることに時間を費やすようになると、病気について考える時間が増えて、もっと不安になります。

不安なため楽しいことなどやる気がなくなり、引きこもるようになることも。

 

 特徴③ 病院にいっても安心できない

 

病気が不安になると病院にいくかもしれません。

しかし、病院に行って「異状ありません」と言われても「見逃されているのでは」と不安になり、いろいろな病院を受診することがあります。

ドクターショッピングと言われるものです。

 

仮に医師から「異状ありません」といわれて一つの症状について安心できても、他の症状が出てきて不安になり確認したくなります。

逆に病気が不安で病院を避けるタイプも。

 

 

 

対処のコツ①  安心させようとする行動をやめる

 

対処法の基本の一つは、不安を解消するためにやっていた行動を見直していくこと。

 

代表的なものはこちら。

 

・病気について調べる

・毎日体を見てチェックする

・医師に病気になっていないか確認する

・家族に「大丈夫だよね」と確認する

・人と会うのを避ける

 

実はこれらの行動が病気への不安を悪化させる原因の一つ。

なぜならば、不安は避ければ避けるほど強くなる性質があるから

不安を解消しようとしていることが症状を悪化させているのです。

 

不安を解消するための方法をとったとしても一時的な安心のみで、ずっと不安にさせる要因の一つになっています。

例えば、病気について調べているということはずっと不安なことを考えていることになります。

楽しいことに目が向かず一日中不安にとらわれかねません。

医師に確認しても、どんどん疑問がわいてきてもっと確認したくなりませんか?

 

繰り返しますが不安は避ければ避けるほど強くなる性質があります。

ですから、これまで安心させようとしてやっていた行動をやめていくことが大切。

 

自分がこれまで不安でやっていたことを挙げてみてください。

これらのことをやめていきましょう。

 

最初は不安で病気かどうか白黒はっきりさせたくてたまらないでしょう。

「白黒はっきりさせないとこの不安がずっと続くのではないか」と思うかもしれません。

 

しかし、その不安はずっとは続きません。

安心させるための行動をやらずに過ごしているといつの間にか他のことに意識が向き、病気について考えない時間が増えてきます。

不安になったら「病気かどうか白黒はっきりさせたい気持ちになっているなぁ」と考える程度にして、日常生活に戻るようにしてください。

 

 

 対処のコツ② 考えるやすい時間を把握して別の活動する

 

いつ、病気への不安を感じているか把握しておくのも大切。

「一日中気にする」という人でも、気になりやすい時間帯などがあるもの。

だいたいは、暇な時、ぼーっとしている時など何もすることがなく考え込みやすい時に不安になります。

そのような時間を把握して、不安解消以外の別な活動の予定をいれていくと良いです。

不安なことを考えにくくなります。

何かやってれば考えにくいという単純なことですが、とても大切なことです。

 

不安になる時間を把握するために、メモをするとよいです。

不安になった時間、どんなことを不安になったかを、ノートでもスマホでもよいので記録しておきましょう。

メモすることで自分の考えを客観的に見る練習にもなり「考えすぎかな」と思えることもあります。

 

 

対処のコツ③ 考える時間を限定する

 

上記のことをしても一日中考えるのが止めにくいという人は、あえて考える時間を設定する方法があります。

そうすることで不安なことを考える時間を減らします。

 

方法は次の通り。

・一日の中で、病気で不安なことについて考える時間を20~30分作る

・その時間は病気への不安だけを考え、他のことを考えないようにする

・一つ不安を繰り返し繰り返し、あきるくらい考える

・できればば最悪のことを考える。「ガンになって抗がん剤によって体が不調になり、一日中苦しむ生活をして、最後に死ぬ」など。

・逆にそれ以外の時間で病気について考えそうになったら、「不安なことを考える時間に考えよう」と保留しておきましょう。

 

あえて考える時間を限定することで、不安なことを考える時間を減らす効果と、「最悪なことを考える」ことに慣れて多少病気への不安があってもやり過ごせるようになってきます。

 

 

 まとめ

 

病気不安の対処は3つのこと実践するとよいです。

・病気が不安でやっていたことをやめる

・不安になりやすいタイミングを把握して、活動する

・病気への不安を考える時間を作り、それ以外の時間は考えないようにする

 

一人ではなかなかうまくいかないという方は私と一緒にカウンセリングで改善していきましょう。

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