これで人前でも怖くない!赤面症の治し方

こんにちは。鈴木です。

 

人前で「顔が赤くなっているのでは?」と不安な人は人前を避けるようになります。

または、赤面を隠すことに必死となり、外出が煩わしくなるでしょう。

そうすると他人との接点が少なくなり、生活範囲が狭くなるのです。

今回は赤面症で悩んでいる人が、どのように改善していけばよいか、薬以外の方法について説明していきます。

実践していくことで、症状は改善していくでしょう。

 

 赤面で悩む原因は?

 

赤面で悩んでいる場合、原因探しをしても改善しません。

わかっていないからです。

リラックスしようとしても、サプリメント飲んでも、過去を探ってもよくならないですよ。

 

原因はわからなくても改善するのが赤面症。

「どうやったら良くなるか?」を考え、実践していきましょう。

 

 悪化する要因はある!

 

原因はわかりませんが、悪化する要因はいくつかあるものです。

そこを変えていくことで、改善していきます。

よくある悪化要因とその対策を2つ紹介します。

 

 悪化要因① 赤面を隠すそうとする

 

赤面を隠すために隠そうとしたり、ごまかそうとしたりしていませんか?

代表的なことはこちら

・マスクをつける

・下を向く

・顔が隠れるような帽子や服を着る

・アルコール、辛い食事など顔が赤くなるものを避ける

・逆にアルコールなどを飲んで「これはアルコールの赤さですよ」とごまかす。

・暑い場所にはいかない

・ファンデーションでごまかす

 

何かかしらはやっていませんか?

赤面が不安だから、隠したり避けたりするのです。

ところが不安は避ければ避けるほど強くなる性質があります。

このため、上記のことをすればするほど症状は悪化します。

こういう行動を「安全確保行動」と言います。

安全確保行動は少しずつやめていく練習をします。

 

関連記事

なぜいくらがんばっても対人恐怖症が改善されないのか

 

 

 悪化要因② 注意が自分に向きすぎる

 

赤面すると「顔が熱くなってきた。なんとかしなきゃ」など、顔に注意が集中したり、「どうにかしよう」と不安なことに注意が向いていませんか?

顔や不安な考えに注意がむくことで、余計不安になるものです。

で、実際に赤面がひどくなるという悪循環。

この悪循環から抜け出すためには、赤面や考えていることなど「自分」に注意を向けず、「外」に注意を向けていくことでこれまでよりも楽に過ごせるようになってきます。

これは練習が必要です。

練習の仕方はこちら。

社交不安を改善するためにまずこの練習をしよう

 

 頭で考えても無駄!不安なことが本当かどうか実験してみよう

 

2つの悪化要因を理解した上で、ここからどうしていけばよいかについて説明します。

 

赤面症で悩んでいる人は、

・他人が自分の赤面に気づいていて

・赤面について否定的に思っている

と考えているハズです。

よくある考え方のクセなんですよ。

これが変わっていくことで赤面症が改善していきます。

「え!赤面しないようにしていくんじゃないの?」っと思ったあなた!

赤面していることがマズいのではなく、赤面していることを否定的に考えていたのが赤面症の悪化要因なのです。

「人はそれほど自分の赤面に気づいていない」「それほど人は赤面について否定的に思っていない」と思えたら楽になると思いませんか?

 

このクセを変えていくには、頭の中で「自分の赤面なんて誰も気にしてない!」と思い込もうとしても無駄です。

不安は理屈では納得してくれないものです。

では、どうしたよいのか?

理屈で納得しないなら、本当かどうかを確かめるために実験していとよいのです。

これでかなりの方が改善していく実感がもてると思います。

実験は次のステップを踏んでいきましょう。

 

 ステップ① 不安な場面を選ぶ

 

これまで不安で避けてきた場面に行ってみましょう。不安の度合いが低いところからやるとやりやすいでしょう。

その時、悪化要因①で挙げた安全確保行動はしないようにします。

例 友人食事をする。赤面を隠すためのファンデーションを塗らない。

 

 ステップ② どうなるか予想する

 

ステップ①をやったらどうなるか予想します。

ここは絶対に抜かさないでやってください!

だいたいは最悪のことになるんじゃないか?って思いますよね。

それを予想します。

例 赤面している自分をみて、「赤面してるよ」と指摘され笑われる

 

 ステップ③ 結果を振りかえる

 

ステップ②の結果、どうなったかを振りかえりましょう。

例でいれば、「赤面しているよ」と指摘されたかどうか、ですね。

「本当は心で思っているに違いない」など心の中のことではなく、「見えたもの」「聞こえたもの」など「事実」のみに焦点をしぼった結果をみていきましょう。

 

例 会話は普通にすすみ、赤面についていわれることはなかった

 

 ステップ④ まとめ

 

実験の結果から何がいえるのか?疑問点があれば、その疑問点を解消するためには、今後どんな実験をすればよいか考えます。

例 もしかしたら、それほど自分の赤面に気づいていないのかもしれない。今回は、夜だったから気づかなかったかもしれないから、今度は昼間に同じ実験してみよう。

 

この4つのステップを繰り返すことで自分が思っていたことと、現実との差がわかり症状が軽くなってきます。

 

 まとめ

 

赤面症の治し方について説明してきました。

最初は怖いかもしれませんが、いろいろ実験していきましょう。

なかなかうまくいかない場合は、やり方がまずかったり、追加のスキルが必要となるかもしれませんので、カウンセリングで相談しながらやっていきましょう。

不安に強くなる
トレーニングしませんか?

ブログに書いてある不安症状は、考え方や行動のクセを変えていく「認知行動療法」で改善できる可能性があります。不安に慣らすトレーニングのようなものです。
しかし、一人でやっても筋トレが長く続かないと一緒でなかなかうまくいきません。
そんな方は私がコーチように改善のお手伝いをします。
私のカウンセリングは以下のメリットがあります。

・電話・スカイプでの相談なので全国対応
・21時以降も営業なので、仕事が終わった後、子どもを寝かしつけた後も相談できる
・コース選択でメールやLINEでの質問もし放題
・不安改善で効果が認められている認知行動療法専門

一人で悩まず相談してみませんか?

カウンセリング
ご希望の方はこちら