絶対知っておくべき!対人恐怖症が改善されない理由とその対処法

こんにちは。鈴木です。

 

 

対人恐怖症の人が人前で話す、書いたりする時に緊張してしまう場合、積極的に人前にでて練習し、慣れる必要があります。

ここで疑問に思った人がいるかもしれません。

「これまで何度も人前に出て話したり、書いたりしてきたけど苦痛で仕方がない。全然慣れない」と。

こういう人、ものすごくいっぱいいます。

「いくら練習してもだめ。性格だからあきらめるしかない」って思っている人もいます。

 

実は何度不安に挑戦しても慣れない理由があるのです。

そこを知らずにいくら人前に行っても苦痛な経験を積むだけでしょう。

 

この記事では人前で話したり、書いたりするのが不安な人が、いくら不安に挑戦しても慣れない理由とその対策について書いていきます。

対人恐怖症で悩む人は絶対知っておいた方がよい内容なのでご覧ください!

 安心させる行動が不安を強くさせる!

 

例えば他人と会話をしている時に「自分の話をするとつまらないと思われる」と考えている場合。

不安なので「自分の話をしない」という行動をとっていますよね。

自分の話をしないことで一時的な安心を得られるかもしれません。

しかし、このままではずっと自分の話をしないままとなってしまいます。

本当は話をしても大丈夫かもしれないのに。

自分の話をすることがないので、これ以上改善する可能性がありません。

また、相手からすれば自分の話をしてくれないのですから「この人は心を開いていない」と思い、距離をとるかもしれません。

そうすると「やっぱり自分はつまらないと思われている」と考え、さらに自分の話をしなくなります。

 

このように対人恐怖症の人は一時的に安心する行動をとっているため、いくら対人場面を経験しても改善していかないのです。

この行動を「安全確保行動」と言います。

 

 安全確保行動の例

 

症状別の安全確保行動の例を挙げます。

 

人前でのスピーチが怖い人の場合

・人目が怖いので下を向く

・震えないように脇に力を入れる

・早口にして早く終わらそうとする

・原稿を棒読みする

・リハーサルを何度もやる

・頓服薬を事前に使用

 

赤面が怖い人の場合

・ファンデーションを厚塗り

・熱いものは食べない

・マスクで顔を隠す

 

人前で書くのが怖い人の場合

・震えないようにペンを強く握る

 

他人の視線が気になる人の場合

・人と視線を合わせないように下を向く

 

他にもいろいろありますが、まず自分が不安な場面で何をしているのかを確認してみましょう。

わからない人は、実際に不安場面で確かめてみましょう。

 

 

 勇気を出して安全確保行動をやめてみよう

 

自分が安全確保行動をしていることがわかったら、それをやめてましょう。

やめることで人前での不安の改善に一歩近づきます。

 

人前で下を向いていた人なら前をみる。

早口で話している人ならゆっくり話してみる。

自分の話をしてない人なら、自分の話をしてみる。

 

 

「そんなことやったら大変なことになる」と思うかもしれません。

もしもそう思うなら実際に実験してみましょう。

本当に「大変なこと」が起こるのでしょうか?

 

 動画撮影して確かめるのもいいですよ

 

どうしても実際にやるのが不安なら症状によりますが、スマホなどで動画を撮ってみるとよいかもしれません。

人前で話す時に下を向いて早口で棒読みしてしまう人の場合。

・原稿を下を向いて早く口で棒読み

・原稿を見ずにまっすぐ向いてゆっくり読む

2パターンを撮影してみましょう。

客観的にみてどっちが変か比べてみましょう。

 

多くの場合、安全確保行動をすることで緊張を隠しているつもりが、逆に目立ってしまっている場合のことがほとんです。

 

 

 まとめ

 

対人恐怖症の人は自分がどんな安全確保行動をしているかチェックして、やめる実験をしてみましょう。

場合によっては、スマホなど動画撮影して確かめてみてもよいです。

そうすることで不安に挑戦する効果が得られるようになってきます。

 

挑戦の仕方がわからない人などはカウンセリングで相談してやってくださいね。

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