こんにちは。鈴木です。
パニック障害は治療できる病気です。
ネットにはいろんな「治療法」があふれていて、どのような治療法があるかわからない、という人が多いでしょう。
様々な方法が飛び交っていますが、きちんと効果が実証されている方法はそれほど多くはありません。
今回はパニック障害の治し方について説明していきます。
治療の選択肢にどんなものがあるか、調べている人は参考にしてください。
効果が実証されているのは薬と認知行動療法
基本的に効果が実証されているのは、
・薬
・認知行動療法
この二つとなります。
他の方法は有効であるという根拠は乏しいので、おススメはしません。
サプリメントや漢方、食事などでなんとかしようと思ってもよくなる可能性は低いです。
本気で治そうと思うならば、薬か認知行動療法を選択するべきでしょう。
それぞれの治療法のメリットとデメリット
どちらも、メリットとデメリットがあります。
それも含めて説明します。
薬はパニック発作を抑え、楽にしてくれます。
メリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
・即効性のある薬がある(即効性はないけれど、効くお薬もあります)
・飲むだけだから楽
デメリット
・副作用・離脱作用(薬を抜く時に起こる症状)がある
・長期的に服用する必要性(年単位)
・再発率が比較的高い
・即効性のある薬は依存性がある
認知行動療法は、パニックの時に起こる考え方や行動を変えていって改善する方法です。
薬と同等の効果があるといわれていますが、実際のところは人によるでしょう。
メリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
・薬と比較して再発率が低い
・副作用や依存などの問題がない
・人によっては短期間で改善
デメリット
・不安に直面していく練習をするため努力が必要
どっちの治療法を選択すればよいのか?
どちらかの治療を選択、どっちも並行してやっていく、どちらでもよいでしょう。
「とりあえず今すぐ不安をなんとかして落ち着かせたい」って人は薬がおススメです。
「薬を飲んでいるけれど、あまりよくならない・再発を繰り返している」「薬に抵抗がある」という人は認知行動療法がおススメです。
病院にいくとほとんど薬物療法をすすめられます。
「必要であれば認知行動療法など他の方法をすすめてくれるだろう」と考えている人がいますが、現実的にはそうとは限りません。
日本では薬の治療が主なところがほとんどなこと、認知行動療法の専門家が少ないことが原因の一つです。
このため認知行動療法を希望する場合は、自ら専門家を探す必要が出てくる可能性があります。
近くにいない場合は、私のような電話やスカイプでやっている人もいるので利用してください。
自然に治ることはあるのか?
自然に治ることもあります。
特にストレスがきっかけで起こっている人なんかは、ストレス場面から離れてよくなっていく可能性があります。
しかし、ストレスから離れても恐怖が続いている場合、何度も再発を繰り返す場合は、きちんと治療を受けた方がよいです。
まとめ
パニック障害を治す方法は薬と認知行動療法の2つだと覚えておきましょう。
認知行動療法をやる場合は専門家を自分で探さないとダメなこともあります。
ちなみに「自分はどのような治療法が適しているのか?」という相談も受け付けていますよ。