こんにちは。鈴木です。
吐くことが怖くて、日常生活に支障をきたすのが嘔吐恐怖症です。
以前の記事で克服法の基本を紹介しました。
吐き気が起こる場面にあえて挑戦していくことで慣れるやり方を書きました。
実はこのやり方をもっと効果的に進めていく方法があります。
今回は、嘔吐への不安に挑戦する時に効果的な5つのステップについて紹介します。
「吐くかもしれない」という囚われから抜け出すきっかけとなるでしょう。
①吐くことへの不安な考えと確信度を書く
「吐くのではないか」と不安に思っている考えが何らかしらあると思います。
肉を食べたら吐く、酒を飲んだら吐く、嘔吐したものをみたら吐く、食べた後すっきりしたものを含まないと吐く、満腹まで食べたら吐くとか。
自分の中のルールです。
その中から一つ選んで、その考えの確信度(実際にそうなる確率)を考えてみましょう。
例 パスタを食べたら吐くだろう 90%
②実際にやることの計画を立てる
①で考えた吐くかもしれないことを実験するための計画を立てます。
ここでのポイントはいつ、どこで、何をやるかを具体的に考えることです。
例 一人で近くイタリアンに行ってペペロンチーノを一人分食べる
最初はいきなり不安の強いところより、弱いところからやっていくといいです。
パスタの例でいえば、パスタの種類、一人か数人か、食べる場所、時間帯などによっても難易度が違ってくるでしょう。
その中から「ちょっと実験できるかも」という条件を選んでください。
③結果を予想する
②で立てた計画を実施したらどうなるかを予想します。
嘔吐恐怖の場合吐くことが怖いため「○○をしたら吐くだろう」とするとよいでしょう。
例 具合が悪くなって吐くだろう
④実際の結果
実行してみた結果③の結果が合っていたかを検証します。
例 食べた直後は具合が悪くなったが、吐くことはなかった。
⑤学んだことと疑問点について検討
④の結果を踏まえて、どのようなことが言えるのか?どのような疑問点があり、それを解消するにはどうしたらよいのかを検討します。また①で書いた確信度がどうなったかを振り返りましょう。
例 パスタを食べたとしても今回は吐かなかった。しかし、今回はさっぱり目のペペロンチーノだったからかもしれない。クリームパスタなどコッテリとしたもので次は実験しよう。確信度60%
何度も実験してみましょう
このような流れで、他の吐き気に関する不安について実験していきましょう。
一回だけでなく何度も、様々な不安な考えに挑戦していくとよいです。
繰り返していくうちに、「○○したら吐く」という考えの確信度が下がってくることが多いです。
実験する時は、できるだけ上記のステップを記録してください。
記録することで振り返りができて効果的です。
まとめ
嘔吐恐怖症に挑戦する時の5つのステップについて紹介しました。
少しずつ挑戦することで改善していくことが多いので困っている人は参考にしてください。
一人ではうまくいかない!って人は、私がサポートするので一緒に改善していきましょう。