こんにちは。鈴木です。
外出した時、他人の視線が気になる。
「周囲から変に思われているのでは」と考えてしまい、外出するのが苦痛。
視線恐怖症で悩んでいる人はたくさんいます。
なかなか治らずに悩んでいる人も多いでしょう。
視線に慣れようと、闇雲に外出してもなかなかなうまくいきません。
治すにはコツがあるのです。
この記事では、視線恐怖症の治し方について書いていきます。
外出するのが楽になってきますよ。
視線恐怖症の特徴
視線恐怖症は、人から見られるのが不安というわけではありません。
人から否定的に見られるのが不安なのです。
例えば外出先で視線を感じたとき
「あの人素敵だよねって思われている」と考えたらどうでしょうか?
見られていたとしても恐怖は感じませんよね。
むしろ人から視線を浴びることが快感になるかもしれません。
それを「あの人変だよね」
と思われたら恐怖ですよね。
他人から視線が常に気になるようになります。
このように他人から否定的に思われることが不安で生活に支障をきたすのが特徴です。
克服するためには、自分が思っていることが本当かどうか確かめてみるのが効果的。
視線が怖いというのに、実際に見ている人がどれだけいるかわかっていないことがほとんですから。
実は、見ているか確かめる実験をするだけで、改善していく人が多いです。
次のステップでやっていきましょう。
ステップ① 不安な場面に行ってみる
視線が気になり避けたいところに行く計画を立てます。
不安な場面をピックアップしてみましょう。
その中から最初は不安度が低いところから実験してみるとよいです。
ステップ② どれくらいの人が見ているかを予想する
不安な場面に行ったら視線が気になると思います。
「見られている」と思うからには、人は自分の方を見ているはずですよね。
それが本当かどうか確かめてみましょう。
この時、どれくらいの人が自分を見ているか予想してください。
必ずこれはやりましょう。
できるだけ具体的な予想をしてください。
ただ何となく「人は自分のことを見ているに違いない」ではなく、「10人中9人は自分のことをジロジロ見ている」など具体的に考えます。
ステップ③ 予想を確かめるための方法を考える
確かめるためには、他人が見ているかどうか顔を上げなくてはいけません。
視線恐怖の人は視線が怖いので下を向いている人が多いです。
それをやめて周りに人がどれくらいいるか確かめてみましょう。
周りを見るのが怖いひとは日頃から外をみる練習をしていくとよいです。
練習方法はこちら
また安心させるためにやっていることがあれば、その行動をやめていきましょう。
「マスクをして顔を見られないようにしている」とか。
そうしないと誰も見ていないと思っても「マスクをしているから誰も自分のことを見なかった」となりかねません。
この辺りについては、こちらの記事を参考にしてください。
ステップ④ 結果を検討
ステップ②の予想がどうだったかを検討します。
「見ている人はゼロだった」「一人の人と一瞬目が合った」など。
「あの人は変に思っているに違いない」など考えたことではなく、「見たもの」「聞こえたもの」など事実のみに着目してください。
ステップ⑤ まとめと今後の課題を考える
ステップ4の結果から何がいえるか、まだ疑問に思っていることを考え、再度実験するなどします。
「自分が思っている人ほど人は見ていないのがわかった。しかし、今回はたまたまだったかもしれないから今度は別の場所で実験してみよう」など。
①~⑤のステップを丁寧に繰り返しやっていきます。
そうすることで、実際はそれほど人が見ていないことがわかり改善しやすくなります。
適当にただ不安なことをやっていってもなかなかうまくいかないでご注意ください。
まとめ
視線恐怖症の治し方について5つのステップを紹介しました。
私のカウンセリングでもこれはよく使うし、実際に良くなっていく人も多いです。
是非試してみてください。
なかなかうまくいかない人は私に相談してくださいね。