今すぐ実践できる!パニック障害の人が予期不安を小さくするたった一つのこと

こんにちは。鈴木です。

パニック障害につきものなのが「予期不安」。

予期不安は「息苦しくなったらどうしよう」「このまま死んでしまったらどうしよう」と先のことを考え不安になることです。

パニックの人はだいたいありますよね。

予期不安があることで、不安な場面を避けてどんどん生活範囲が狭くなり、症状が悪化していきます。

基本的に予期不安は不安なことに挑戦していくことで改善されますが、挑戦することが予期不安によってできなくなっている人も多いでしょう。

この記事では、予期不安によりなかなか不安なことに挑戦できない人がどのような対処をしていったらよいかについて説明していきます。

すぐに実践できる方法なので覚えておきましょう。

 

 なぜ予期不安は強くなるのか?

 

予期不安について考えている時は「息苦しくなったら、あれをやって、これをやって・・・でもこうなったらどうしよう」と対策を考え続けます。

あらゆる可能性があるのでいくら考えてもきりがありません。

しかし、不安なのであらゆる対策を考えようとします。

さて、質問です。

この対策を考えている時、どんな気持ですか?

 

安心するために対策を考えているハズなのに余計不安が増していませんか?

そうなんです。

対策などあれこれ考え込むことが予期不安を強くしていっているのです。

 

 

 いくら考えてもネットで調べても解決しません

 

「だって対策考えなかったら、大変なことになっちゃう」って思いませんでした?

確かに、対策を考えることは有効です。

「発作が起こったらこうしよう」「こういうところに気を付けよう」とか。

 

しかし、それは短い時間で対策を確認する程度の時に有効となります。

ずっと考えていたら不安はもっと強くなるのです。

「この場合は・・・」「うまく対処できなかったら・・・」と終わりはありません。

本やネットで対処法を調べてまくっていませんか?

起こっていない未来のことをいくら考えても万全になることはないのです。

「やっぱり不安だ」「どうしてこうなったのだろう」とどんどんマイナスのことを考えこんでいきます。

最後は「最悪のことになったら困るから、不安な状況は回避しよう」という結論になり、生活範囲が狭くなるでしょう。

 

不安への対処を考えているということは「不安」について考えているということ。

不安が強くなるのは当たり前なのです。

 

 予期不安への対処はコレ!

 

このため、不安への対策を考えるのは確認程度にし、それ以上は考えないでおくことが予期不安による影響を小さくします。

考えないでおくことも不安ですよね。

「考えていなかったら、もしもの時でどうすればよいのか?」と。

そんな時は「これ以上考えることはもっと不安を強くしてしまうだけ」と言い聞かせて考え込むのはやめ、日常生活に戻るとよいです。

もちろん「考えないようしよう」と思っても考えてしまうでしょう。

そのたびに考えるのはやめ、日常生活でやるべきことをやっていくと良いです。

シンプルな方法ですが、これが一番改善につながるでしょう。

 

 まとめ

 

パニックに限らず考え込むことは不安を強くさせます。

メリットは小さく、デメリットの方が大きいです。

予期不安について考え込むことはやめて、今やるべきことをやっていきましょう。

パニックになった時の対策についてはこちらに書いていますので参考にしてください。

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