こんにちは。鈴木です。
パニック障害は良くなったと思っても、また悪くなり繰り返す場合があります。
「せっかく良くなったと思ったのに」とがっかりしてしまう人も多いでしょう。
この記事では、パニック障害の再発を防ぐためにやるべき3つのことについて書いていきます。
再発で悩んでいる人は参考にしてください。
コツ①「パニック発作が出ても大丈夫」を目指す
パニック障害が再発した!って人の多くは、「症状が出ていない状態を治った!」と思っている人が多いです。
ここが落とし穴。
息苦しさとか症状が出たら「再発だ!」と考え不安になります。
「また出てしまった」と落ち込みませんか?
一度不安になると意識するため、どんどん症状が出てくるのです。
症状への対処に慣れていない人は、ひどくなっていくでしょう。
薬で落ち着いてた人や、なんとなく発作が出ていないだけで「良くなった」と思っている人はここで行き詰ります。
パニック障害の克服のコツはパニック発作が起こったとしてもやり過ごせるようになることです。
「発作が起こらなかったら良かった」ではありません。
ここのコツをおさえていない人が多いです。
発作への恐怖心が減ってくれば、発作が減ってきますし、症状が出ても落ち着いて対処ができるので、再発がしにくくなります。
パニック発作を起こすような不安な状況にチャンレンジして、発作に慣れていきましょう。
コツ② 避けていること、逃げているところを残さない
電車に乗ることができて発作が出ないようになっとしても、快速電車は避けていたり、満員電車などを避けたりしているなど避けていることはありませんか?
「別に快速電車乗らなくても何んとなかなるし」と思うかもしれません。
しかし、これは間違いです。
避けているところがあるってことは、克服できていないんですよ。
やっぱりパニック発作が怖くてやり過ごせないって思っているから怖いところを避けているのでですよね?
それではちょっとしたことですぐに再発してしまいます。
同様の理由で、不安な場面に行くときに頓服薬や水を持ち歩かなくては行けないなど「安心道具」に頼っている場合もダメです。
「頓服薬忘れたら不安」「何かあったらどうしよう」「発作の時に対処できなかったらどうしよう」となります。
克服できていないのです。
「生活に支障なければ、避けていてもいいだろう」と考えるかもしれません。
しかし、不安なことを避けているということは克服できてはおらず、再発しやすいと言えるのです。
再発というか、治ってないというか。
これらのことから不安で避けている場面や、安心するために持ち歩いていることなどはないようにしていきましょう。
コツ③ 体調管理に気をつける
睡眠不足や疲れ、乱れた生活リズム、ストレスなどで、心と体の調子が狂うと、パニックは再発しやすいです。
パニック障害など心の病気になった時は体調管理に気を付けるきっかけにしていくよい機会です。
良く寝て、食べて、遊んで、休んで。
これらのことを軽く見ないで実践していきましょう。
ストレス対策は人それぞれですが、悩んでいる人に共通しているのは、考え込んでいる時間が長いこと。
悩んでいる時はこんなことを考えているものです。
「あの時はあーしておけば」と変えられない過去のことをクヨクヨ悔やみ、
「今後どうなるのかな」「今後いいことなんてない」と、どうなるかわからない未来にマイナスな予想を立て、
「人からどう思われているんだろう」と人目を気にし、
「他人は幸せそうで、自分は不幸」と他人と比較する。
だいたいプラスに考えようとしてもうまくいきません。
プラスに考えられない自分に落ち込むだけです。
こんな時はプラスに考えるより、単に「いつものパターンのこと考えてるな」程度にして、考え込む時間をへらしていく方が落ち込みは少ないかもしれません。
悩んでも解決しないから、棚上げして今やるべきことや日常生活に戻りましょう、って感じです。
まとめ
パニック障害を再発させないためにも以下の3つを実践していきましょう。
1.パニック発作に慣れる
2.逃げているところがないようにする
3.体調管理、ストレス管理をしていく
自分のどこがまずくて再発しているのかわからない人はカウンセリングでご相談くださいね。